美 容 師 第21176号
は り 師 第136734号
き ゅ う 師 第136553号
昭和49年 ビューティサロン遠藤 開設
平成1 8年株式会社ウェル設立
(美容室ウェル・鍼灸院ウェル)
平成28年 はり・きゅう快気院 開設
「人は訳あって生かされている」
幼少時の臨死体験から、生かされている事への感謝と奉仕で社会と共に成長する。
東洋医学への入門と、その真髄にふれられたのは、まさに手当を実感させられた事からでした。
今は亡き、妻が更年期から起こる体調不良と思ってマッサージに通い始めて久しい頃、急の出血で掛かりつけ医院の診察を受けると、急いで大学病院での検査を勧められての検査結果「腎臓癌でステージ4」との事でした。
泌尿器科教授執刀で手術を受け、その後はインターフェロン治療なでの闘病生活のさなか、小泉政権下での規制緩和により晴眼者(視覚障害のない)の「はり・きゅう専門学校夜間部」募集が始まり、入学を決意してから三年後の卒業と共に国家資格を取得しましたのが私の東洋医学への入門でした。
妻の病状が進行していき、大学病院の担当医から「充分にがんばられたですね」と言葉を掛けられたのは手術から7年が過ぎた頃でした、鍼による疼痛治療も受け付けない状態での周囲で出来ることは、正に東洋医学の基本と言える手当をする事でした。
妻の表情・脈・汗などの情報が、その日の体調を現わし、痛みを感じる箇所に触れて擦る手当を繰り返すと、妻の表情からは険しさが徐々に消えていく体験をして、東洋医学の素晴らしさを実感しました。
その後に、友人の肺癌の初期から携わり、「お父さんは先生が訪れる日を待ちわびていて、今日はエンチャン来るかな?と聞いてくる」と家族から伝えられ、人は信頼関係を築き、寄り添う事で、恐怖心から起こる痛みを和らげる、と言う貴重な体験をさせて頂き東洋医学の真髄を観させて頂きました。
現在、オステオパシーの基本となる生理・解剖・病理を深く勉強しており、改めて人間の構造と機能が如何に緻密に作り上げられているか、その扱い方一つで改善に向かうものが、気付かずに過ごされているかを知らされました。
人は、病変となる問題を抱えていて、作り上げられた病変は次の病変を作り最初の病変は、その存在を隠していきます。
そこで、一番の元になる病変を叩かなくては、新たな病変が出現してしまいますので、現在の症状が何処から来ているかを感じ取る必要があり、その存在を取り除く事が治療となり、緩解から完治へと進んで行きます。
これから、より一層の習熟と鍛錬に心がけ、病へと挑み続ける思です。