痛・肩こり・頭痛でお困りの方は、十勝管内・幕別町札内の、はり・きゅう快気院へ

〒089-0543 中川郡幕別町札内中央町338番地

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新たな症例紹介

悪心とは嘔吐に先立って起こる「ムカムカ、気持ち悪い」等の不快感
嘔吐は胃内容を食道・口腔などの消化管を逆流排出する反射運動

悪心・嘔吐

悪心・嘔吐の病態生理

悪心・嘔吐は消化管自体の疾患や他の疾患によって、嘔吐中枢が刺激されて起こりますが、色々な化学物質の刺激で起こる悪心・嘔吐は嘔吐中枢の傍にある化学受容帯で感知されて嘔吐中枢に刺激が伝わり起こります。

嘔吐中枢は、延髄内の迷走神経背側核付近にあり、消化管の障害は迷走神経を介して嘔吐中枢が刺激を受けて嘔吐が起こります。

嘔吐に際しては、嘔吐中枢と自律神経中枢が脳内に於いて近接しているので自律神経症状として、顔面蒼白、流涎、冷汗、失神感、脱力、血圧低下脈拍・呼吸数増加などが現れます

しかし、髄膜炎、脳腫瘍、頭蓋内出血などで脳圧が亢進し、嘔吐中枢に酸素供給が欠乏して起こる嘔吐では、悪心の先行が無く噴射状態に嘔吐するのが特徴です。

また、精神神経系の異常で悪心・嘔吐がみられる事もあります。

嘔吐で注意が必要なもの

嘔吐が見られた場合には発病状況、経過、随伴症状(腹痛・発熱・黄疸・排便停止など)や、嘔吐物の色・臭気・食物残渣・血液混入にも注意が必要となる。

(1)意識障害、頭痛、眼痛、めまい、胸痛、発熱などの随伴症状は脳、   眼、内耳、心臓の障害が疑われる

(2)女性の嘔吐では、妊娠、つわり、妊娠中毒症の可能性

(3)食後の経過で注意                         ①食後直ちに嘔吐:急性胃炎など                  ②食後1~4時間:胃潰瘍、十二指腸潰瘍など            ③食後12~48時間以上で周期的:幽門狭窄など              ④食事に関係なく:中毒症状、頭蓋内圧亢進など

現代医学の鍼灸治療

悪心・嘔吐の鍼灸治療では、主に消化器系の機能回復を図る目的として、上腹部、背部の反応点や筋緊張部に対して施鍼や施灸を行うが、神経性嘔吐では、精神安定をも目的とした選穴が必要となる。

<治療穴>

脾兪、巨闕、中脘、内関、胆兪、膻中、膈兪、日月、腎兪、陽陵泉、  下脘、足三里、肝兪

 

 

東洋医学の鍼灸治療

悪心とは → 吐き気     嘔吐とは → 有声無物(乾嘔)                       → 有物無声

嘔吐の分類

 実証:外邪、食滞、肝鬱、痰飲

 虚証:脾胃虚弱、胃陰虚

嘔吐弁証

 実嘔:発症が急、病程が短い、嘔吐量が多く酸腐臭が強い

 虚嘔:発症が緩慢、病程が長い、嘔吐は無力で量は少ない、酸腐臭は弱

実症

  • 1
    外邪犯胃 手太陰肺経は中焦より起こり大腸に絡し、さらに胃口に      順行している
         外邪感受→表から直接胃を犯す→胃気の通降が悪く上逆
         悪心嘔吐が起こる
    <特徴>
    咳嗽、急に発症、悪寒悪熱、脈浮、舌苔薄白
    <治療穴>
    中脘、足三里、胃兪、内関
  • 2
    食滞  飲食過多→胃に停滞→胃気通降が悪く上逆→悪心嘔吐
    <特徴>    
    愛気(悪臭)口臭(酸臭)、悪心嘔吐(酸腐臭)、食欲不振、便秘または泥状便
    脈滑実舌苔腐厚
    <治療穴>
    内関、下脘、足三里、天枢、中脘、胃兪、内関
  • 3
    肝鬱  食後に精神的刺激を受け嘔吐し吐くのが速く、軽症ならば     嘔吐後は全快
    情志失調→肝鬱→木克土により胃を犯→胃通降が悪く上逆→悪心嘔吐
    <特徴>
    脇腹張痛、怒りっぽい、情志変動で増悪、舌苔薄白頻繁に愛気、 脈弦
    <治療穴>
    内関、中脘、足三里、太衝、期門、胃兪
  • 4
    痰飲  食物に痰や涎が混じった物を吐く、胸脇部に重だるい圧迫感
    飲食不節→脾胃損傷→運化失調で痰飲形成→中焦に停滞→通降を妨げ痰飲が上逆→悪心嘔吐
    <特徴>
    水様の痰涎を嘔吐、顔色悪い、咳嗽、浮腫胸悶、食欲減退、心悸・眩暈を伴う事も、脈滑か濡または弦舌苔厚膩苔
    <治療穴>
    豊隆、公孫、内関、中脘、足三里、胃兪

虚証

  • 1
    脾胃虚弱 脾胃の虚弱体質や労倦で悪心嘔吐が現れる
    脾胃虚弱→運化昨日失調→中焦で水穀停滞・通降不能→上逆して悪心嘔吐
    <特徴>
    顔色艶無く萎黄症状反復、倦怠無力感、食欲不振、張痛、泥状便
    舌質淡舌苔薄白脈濡弱
    <治療穴>
    脾兪、公孫、内関、中脘、足三里、章門
  • 2
    胃陰虚  熱病で胃陰を損傷する
    心肝火旺→胃陰を損傷、栄養・潤い失調→胃の受納・通降腐熟の低下→上逆して悪心嘔吐
    <特徴>
    少し食べると嘔吐、反復嘔吐、口燥、大便乾結、胃脘部陰痛、空腹感はあるが食べたくない舌質紅舌苔無脈細数
    <治療穴>
    脾兪、三陰交、中脘、足三里

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