腰痛・肩こり・頭痛でお困りの方は、十勝管内・幕別町札内の、はり・きゅう快気院へ
診療時間 | 午前 9時~午後 12時 午後 2時〜午後 6時 |
---|
休診日 | 12月は毎週月曜・火曜が定休の他 15日~17日は新規施術習得の為に休診になります |
---|
★ご予約を戴いてからの施術となります
ご予約はお電話にてお願い致します
新たな症例紹介
高尿酸血症はプリン体代謝異常による尿酸の産生過剰や排泄障害により、血中尿酸濃度が上昇した状態で、ほとんど無症状を示す。
血清尿酸値が8mg/dlを超えると高尿酸血症と考えられる。
痛風とは、高尿酸血症が持続したために尿酸塩が体内組織に沈着し、繰り返し起こる激烈な急性関節炎発作(痛風発作)、皮下結節(痛風結節)、腎障害(痛風腎)、尿管結石などを生じる症候群です。
※プリン体:生物の細胞核に含まれる高分子物である、核酸を構成するアデニン・グアニンの中間代謝物として、尿酸などの形で生体に存在し、食品ではレバーや甲殻類に多く含まれています。
痛風の好発年齢は30~60歳(壮年期)に多く、95%は男性が占めていて、美食家に多く発症している。
合併症には、糖尿病、高脂血症、肥満、高血圧症などがあります。
急性痛風発作期は夜間就寝中、第1中足趾関節部に発赤・腫脹・激痛が出現して、その発作は一週間以内に軽快するが、痛風疾患は慢性疾患で、ほぼ一生治療を継続しなければならず、発作が治まると「治った」と思わずに継続治療を心がける。
食生活では肉汁・内臓・プリン体を多く含む食品の過剰摂取は控える。
慢性痛風では、皮下結節(痛風結節)、腎障害(痛風腎)、尿管結石などが生じてくる。
治療では投薬治療を行われるが、治療薬の選定が問題で、尿酸クリアランスを算出して、この値が低いと尿酸排泄低下型と判定し、総尿酸排泄量が多いと尿酸合成亢進型としての治療薬を決定する。
1.発作の予感期、又は前兆期にはコルヒチン投与
2.発作極期には、インドメタシン、アスピリンの大量投与。 ステロイド薬がしばしば有効。
3.間欠期には 尿酸排泄低下型:プロベネシド、 ベンズブロマロン(腎で尿酸排泄を促進) 尿酸合成亢進型:アロプリノール(尿酸合成を阻害) ※すでに腎結石、腎障害、乏尿がある場合には、アロプリノールの 適応 で、プロベネシドは禁忌である
4.尿のpH調整:尿アルカリ化薬(ウラリットU、重炭酸Na) 繞pHが6以下では、尿酸が沈殿しやすいので、本剤 により尿pHを6~7に調整する。
痛風は生命の危険を及ぼすような疾患ではなく、鍼灸治療を行う事で急速な症状改善が望め、再発予防にも効果が期待できます。
急性症状がある内は毎日の治療が望ましく、症状の緩和と共に治療間隔を空けるようにして、完全に症状が消失しても週一回から10日に一回程度の治療を3ケ月間続けることで再発防止が保てるでしょう。
<治療穴>
腎兪、志室、足三里、陰谷、肝兪、期門、蠡溝、大都、太白、行間
東洋医学で痛風は「痺症」に分類され、痺は詰まって通じない事をいい、痺症とは風寒湿による邪によって起こるもので、どの邪が強いかによって更に分類されていて、風邪(風痺:行痺)、寒邪(寒痺:痛痺)、湿邪(湿痺:着痺)による痺症があります。
また、風湿熱による「熱痺」があり、上記の痺症との鑑別が必要で、特徴は関節部の腫脹、発熱、発赤、疼痛が出現します。
痛風はこの熱痺に分類されています。
陽盛素因があり熱が体内にこもりやすいもの、陰虚素因があり外邪を感受すると熱化しやすいもの、それぞれの体質のものが痺症を起こすと熱痺となりやすい。
熱痺が皮膚や肌肉に起こるのは痺症の病位が浅く程度は軽く、一方筋脈や骨節におこるのは病位が深く程度は重くなる。
この痺症が長期にわたり改善されずに正気が疲弊すると、臓腑に伝わり臓腑痺が出現する事となり、特に心痺がよくみられる。
<主症> 四肢関節部疼痛、局所発赤・腫脹・熱感、冷やすと軽減、痛みで触れ られない、運動制限
<随伴症状> 咽頭痛、発熱、口渇、多汗、煩躁、小便短赤
<舌・脈> 舌苔黄膩、脈滑数
<治療穴> 大椎、曲池、合谷 局所穴 ①下顎部:下関、翳風、合谷 ②頚椎部:風池、完骨、天柱 ③肩 部:肩髃、肩髎、臑兪 ④肘 部:曲池、小海、肘髎、手三里 ⑤腕 部:外関、陽池、腕骨、陽谿 ⑥脊背部:身柱、腰陽関、水溝、腎兪 ⑦大腿部:環跳、居髎、懸鍾 ⑧股関節:秩辺、承扶、陰陵泉 ⑨膝関節:鶴頂、犢鼻、膝眼、曲泉、委中 ⑩足関節:解谿、商丘、丘墟、崑崙、太谿、申脈、照海 ⑪中足指節関節:解谿、公孫、太衝、足臨泣、八風
徳川時代の漢方の書物に「痛風」とあるのは、今日の痛風ではなく関節リュウマチを指していると考えられます。
痛風は栄養の良い男性に多く見受けられ、突然に夜間睡眠中に疼痛発作が起こり、罹患関節は赤く腫れ、発熱を伴い激しい痛みで2~3日程続いてから収まるが、発作は度々と再発を繰り返します。
<越婢加朮湯>麻黄9g、石膏18g、生姜9g、甘草6g、大棗6g、白朮6g 発作の時ばかりでは無く、平素からこれを飲んでいると、発作を予 防する効果がある。 しかし、体質が虚弱で胃腸の弱い人は、食慾 が無くなったり、疲労倦怠を訴える事がある。
<当帰拈痛湯>羗活・炙甘草・黄苓・茵蔯・各3g、人参・苦参・升麻・ 葛根・蒼朮・当帰・各2g、白朮・防風・知母・著苓・沢瀉・各3g 全身の関節痛や関節部の熱感や腫脹・身体が主だるい・舌苔黄膩・ 脈やや数などの風湿熱痺を主治する。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 | 1 | 2 | 3 | 4 |
【午前】午前9時~午後12時
【午後】午後2時~午後6時
※再診時の診療時間についてはご相談承ります
12月は毎週月火曜日定休の他に15日~17日は新規施術習得の為に休診となります。