痛・肩こり・頭痛でお困りの方は、十勝管内・幕別町札内の、はり・きゅう快気院へ

〒089-0543 中川郡幕別町札内中央町338番地

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新たな症例紹介

咳嗽

気道内の分泌物や気道に侵入した異物の排除を目的とした生理的防御反射と定義される。

機械的、化学的刺激が気道の受容器を刺激し、迷走神経を介して延髄の咳嗽中枢に伝えられて生じる症状である。

咳嗽中枢の興奮は横隔膜神経・肋間神経などを介して横隔膜・肋間筋・補助呼吸筋に伝わり、咳を起こさせる。

咳じたいは気道内の異物を除去する目的の生理的現象ですが、過度に起こると、気道内の異物を逆に奥へと押し込んだり、肺内感染を広げたり、循環器系に負担をかけたり、睡眠障害を起こしたり、カロリー消耗が過大となり体力を消耗させるなどの有害作用も併発させる。

咳嗽は、痰を伴わない咳嗽(乾性咳嗽:咽頭、喉頭胸膜疾患などに多い)と

痰を伴う咳嗽(湿性咳嗽:気管支、肺疾患に多い)に分類される。

咳嗽は気管、気管支、肺の疾患ばかりではなく、咽頭、喉頭、、胸膜、大動脈、縦隔などの疾患からも起こり、精神神経系などの疾患等の全身性疾患でも起こりうる

痰の分類

痰は気道や肺の分泌物や滲出液のみではなく、膿瘍壊死巣などが混入していて、性状から分類すると、漿液性、粘液性、粘液膿性、膿性、血性などに分けられます。

 漿液性(透明)  :感冒、肺水腫でみられる

 粘液性(白色粘調):気管支喘息、気管支炎でみられる

 膿性(黄色)   :気管支炎、気管支拡張症、肺化膿症、空洞性肺結核

 血性(血液点/線状):肺結核、肺がん

多量の痰は気管支拡張症、肺化膿症、大空洞の肺結核、肺水腫でみられる

咳嗽の原因疾患

  • 1
    咽頭、喉頭疾患
     慢性炎症、結核、百日咳、癌による。空咳で嗄声を伴う事  が多い
  • 2
    気道、気管支疾患
     急性・慢性気管支炎、気管支拡張症、気管支結核など。   痰を伴う事が多い。急性は数日で軽快するが、慢性は長引く
  • 3
    肺疾患
     肺炎、肺結核、肺化膿症、肺腫瘍、肺気腫、肺水腫、肺線  維症、じん肺、気管支喘息などにみられる。        痰は気管支喘息では漿液性肺化膿症では膿性肺腫瘍で  は血性と疾患によって異なる。   
  • 4
    胸膜、縦隔疾患
     胸膜炎、縦隔腫瘍など
  • 精神・神経、その他の全身疾患
     大動脈疾患、神経症、ヒステリー、アレルギーなどでもみ  られる。

現代医学の鍼灸治療

咳嗽を主徴とする疾患は、一般に治療効果が現れにくい場合が多いが、根気よく治療を行うことで良い成果が得られる。            ここでは主に呼吸器系の疾患による咳嗽を想定した鍼灸治療をあげる。

<治療穴>

肺兪、心兪、天突、中府、神蔵、尺沢、大序、膻中、膏肓、頚百労

東洋医学の鍼灸治療

東洋医学における咳嗽は肺疾患の主要な症状の一つと考える。

咳とは肺気上逆による音を言い、嗽とは痰液を喀出ことを言い、有声有痰を咳嗽と呼び、有声無痰を咳逆と呼びます。

咳嗽には急性と慢性があり、急性は外感病として実症が多く、慢性は内傷による虚症が多い

外感病

  • 1
    風寒:実症
    風寒の邪が肺を犯し、肺の宣散機能が失調して、肺気が上逆し咳嗽が起こる
    <症状>
    咳嗽、悪寒、頭痛、発熱、無汗鼻淵、痰質薄白、舌苔薄白脈浮緊
    <治療穴>
    肺兪、列欠、風府、外関、合谷、尺沢
  • 2
    風熱:実症
    風熱の邪が肺を犯し、肺の粛降機能が失調し肺気が上逆して咳嗽が起こる。
    <症状>
    激しい咳嗽、粗い呼吸、口渇、頭痛、発熱、悪寒、咽頭都、 四肢のだるさ、黄色い鼻汁、痰は粘調で出しにくい、舌苔黄、脈浮数
    <治療穴>
    肺兪、尺沢、大椎、曲池、列欠

内傷病

  • 1
    痰湿:虚実挟雑
    飲食不節、久病・大病、労倦で脾の運化機能が失調すると、水湿が停滞し痰を形成して、肺に影響を及ぼして肺の粛降機能が停滞するので咳嗽が起こる。
    <症状>
    咳嗽が重い、食欲不振、胸悶、精神疲労、倦怠感、大便溏薄、粘着性で量が多い痰、起床時に特に咳き込む、痰の客出で軽減
    舌苔白膩脈濡滑
    <治療穴>
    肺兪、大淵、脾兪、太白、豊隆、合谷、章門、列欠、尺沢

     
  • 2
    肝火:実症
    怒りやストレスで肝気が鬱結し化火して、肺に犯し肺の粛降機能が失調して咳嗽が起こる。
    <症状>
    咳嗽、痰少なく粘調、咳で胸部痛、顔面紅潮、飲頭部の渇き、口苦、舌質紅舌苔白黄脈弦数
    <治療穴>
    肺兪、尺沢、魚際、行間、太衝、陽陵泉、列欠
  • 3
    肺腎陰虚:虚症
    久病・労倦・久咳で肺陰虚、房事過多・久病・先天的精気不足で腎陰虚から肺腎陰虚となり、肺の宣散・粛降失調して咳嗽が起こる。
    <症状>
    乾いた咳、痰少量で時に血痰・喀血、潮熱寝汗五心煩熱、不眠、腰膝のだるく力が入らない、舌質紅舌苔少脈細数
    <治療穴>
    肺兪、尺沢、腎兪、膏肓、照海、列欠

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