腰痛・肩こり・頭痛でお困りの方は、十勝管内・幕別町札内の、はり・きゅう快気院へ
診療時間 | 午前 9時~午後 12時 午後 2時〜午後 6時 |
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休診日 | 12月は毎週月曜・火曜が定休の他 15日~17日は新規施術習得の為に休診になります |
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新たな症例紹介
自律神経と言われる神経系がどの様になっているかを表にしてあります
神経は中枢神経と末梢神経に分けられ、末梢神経で機能からの分類で
体性神経と自立神経に分けられていますが、この自律神経も、脳に向かって情報を伝える求心性神経と脳からの命令を末梢の器官などに伝える遠心性神経があり、この遠心性神経に交感神経と副交感神経があります。
交感神経は昼の神経とも言われていて、無意識のうちに各器官が活発に動くように命令を伝えています。逆に副交感神経は夜の神経とも言われて、各器官にゆっくりと休む様に伝える神経です。
自律神経は自分の意思で働かせる事ができないので、植物神経や不随意神経とも呼ばれ、平滑筋(随意運動に働くのは横紋筋で、自律機能に働くのが平滑筋)、心筋、腺(内分泌腺など)を支配して、自律機能を調節して、生体の恒常性(ホメオスタシス)の維持に重要な役割を果たしています。
自律神経の遠心路(脳から器官へ伝達される経路)は、交感神経は胸髄と腰髄から出ていて、副交感神経は脳幹と仙髄から出ていて、途中で自立神経節(シナプス)で神経伝達路(神経繊維)が替わります。
内臓器官の多くは交感神経と副交感神経の遠心性繊維により、二重に支配されて、拮抗が保たれています。
交感神経は胸髄と腰髄からだけ出ているが、脊髄の左右に交感神経節を上下に連絡する交感神経幹があり、この交感神経幹が上下連絡を取っていて、頚髄と仙髄をも連絡されていて、全身くまなく分布しています。
副交感神経は脳の末梢神経として脳幹からと仙髄より末梢の器官近くの神経節と連絡し、そこから各器官の効果器に達して支配をしています。
自律神経の遠心路の活動は、体性または内臓性末梢求心性繊維に刺激が伝達し、反射性に影響を受けて各効果器が各種作動が起こります。 求心路と遠心路の種類で三種に分けられる。
自律神経のバランスが崩れる原因に大きく分けると社会環境(家庭・居住地・職場・通勤圏など)や自然環境(大気・風・土壌など)の変化の外的要因と体質(体格・虚弱など)や性格(内向的・消極的・潔癖性など)の内的要因が絡み合って自律神経に失調を来すと考えられています。
これらの要因をストレスと呼びますが、人によって強く受け止める人と、受け流す事が出来る人とによって自律神経を刺激する割合にも差が生じ、全身症状としてや、各種の器官に症状として現れる場合や、精神的な症状として現れる場合にも違いがでてきます。
自律神経の中枢は脳幹部にあり、理性や感情をコントロールしている新皮質の情報と生きていくための本能をコントロールする旧脂質(大脳辺縁系)の情報を統合するときに調整不能が起こると、人の体は変調が起こってきます。
また、女性の更年期で性ホルモン分泌減少から起こる不定愁訴は、まさに自律神経失調症の症状で、近年では男性にも同様な症状が起こる事が解ってきています。
これは、人の体がいつも同じ状態で活動出来る様に体を調節する働き(恒常性:ホメオスタシス)をするシステムが神経系とホルモン系の2系統あると言う事です。
神経性調節は内臓に働きかける自律神経が行い、液性調節は血液を介してホルモンが行っていて、神経系が素早く反応する即効性で、持続的にゆっくりと働くのがホルモンだと考えて下さい。
自律神経の交感神経と副交感神経はどちらかが働き、どちらかが休んでいるのではなく、何時も同時に働いていて、状況に応じて優位に働く神経が変わりバランスを取っています。
また、ホルモンの働きは下記のようになっていて
①代謝活動を調節 ②血液成分の恒常性維持 ③消化液の分泌 ④性と生殖に拘わる ⑤他のホルモン分泌に関与
⑤番目の働きによって、内分泌から放出されるホルモン量情報を視床下部に伝えて放出される加減をして、自律神経シナプスから分泌される神経伝達物質であるアセチルコリンとノルアドレナリンの調節するように働きかけています。
以上の働きがありますが、なかには神経伝達物質として直接働くもので、副腎髄質から分泌されるカテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン・ドパミン)のノルアドレナリンは神経伝達物質としても重要な働きをしています。
●自律神経調整薬
ハイゼット&ガンマオリザノール 更年期に起こる冷え・のぼせ等の緩和と改善 副作用は少ない
グランダキシム&トフィソバム 交感神経の興奮で起こる肩こり・頭痛・手足の冷え等の緩和と改善 眠気を伴うので服用後の車の運転は避ける
●自律神経末梢作用薬
・βブロッカー インデラル&塩酸プロプラノロール 交感神経の興奮で起こる動悸・不整脈・不安・緊張等の緩和と改善 喘息・低血圧のは禁忌
・副交感神経遮断薬 ブスコバン&臭化ブチルスコポラミン 痙攣性の胃痛などの胃腸症状の緩和と改善 眠気を伴うので服用後の運転は避ける
・交感神経興奮薬 リズミック&メチル硫酸アメジニウム めまい・立ちくらみ等の起立性低血圧症状の緩和と改善 高血圧・甲状腺機能亢進症・前立腺肥大には禁忌
●作用が弱い薬品 作用時間が長い セレナール(1日30~60mg)、レスミット(1日10~30mg) コオントロール、バランス(4~20mg) 作用時間が短い セディール(30~60mg)、リーゼ(15~30mg)
●作用が中程度の薬品 作用時間が長い セルシン、ホリゾン(4~20mg)、エリスパン(2.25mg) メレックス(1.5~3mg)、メイラックス(2mg)、 作用時間が中間 ソラナックス、コンスタン(1.2~2.4mg) 作用時間が短い デパス(1.5~3mg)
●作用が強い薬品 作用時間が長い セパゾン(3~12mg)、レスタス(2~4mg) 作用時間が中間 レキソタン、セラニン(6~15mg)、ワイパックス(1~3mg)
心理療法とは薬物を使用せずに、医師やカウンセラーとの対話の中から自律神経失調症の原因とされる、不安や悩みなどのの解決策を探して解消していく方法です。
この方法で一番必要な事は、患者の話を受ける医師やカウンセラーとの信頼関係を築く事から始まります。
心理療法には数多くの種類がありますが、代表的な種類を記載します。
●患者と共に共感を持って精神的に支持や助言を行う 一般的心理法、一般的カウンセリング
●生活習慣で悪影響を与える事柄を見つけ出し改善の糸口を見つける 行動療法、認知行動療法
●パーソナリティー(性格)からの問題解決をさぐる 交流分析、精神分析療法、フォーカシング
●身体的及び心理的な自身管理で心と体のリラックスを行う 自律訓練法、筋弛緩法、絶食療法、森田療法
自立神経失調症の鍼灸治療では、しばしば効果があげることが出来るが、短期間で効果の期待は難しく、三ヶ月から一年以上に及ぶ場合があり、根気強く鍼灸治療を行うことが肝要で、でも副作用の無い治療法としては二次的な症状の予防にも繋がる。
治療に際してまずは、患者本人が自身が思い当たる原因となり得る生活習慣や心理的負担などのストレスを認識する事が大切です。
次に自律神経系の系統別症状をあげてみます。
①筋・神経系:倦怠感、疲れやすい、関節強ばり、肩こり、振戦、痺れ、 頭痛、頭重、目眩、不眠
②循 環 器 系:動悸、上下肢冷感、異常発汗、のぼせ、血圧動揺、胸部 絞扼感、頻脈
③消 化 器 系:食欲不振、悪心、嘔吐、口渇、胃部鈍痛、胃つかえ、 便秘、下痢
④呼 吸 器 系:息苦しい、息切れ、咽頭つかえ、
⑤皮 膚 症 状:多汗症、皮膚掻痒、鳥肌反射、蕁麻疹
⑥泌尿・生殖器:頻尿、残尿感、インポテツ、月経困難
不定愁訴を訴える患者を心療内科の分類
自律神経失調症:自律神経性愁訴が多く、精神性愁訴が少ないもの
神 経 症:精神性愁訴が多く、自律神経性愁訴が少ないもの
心 身 症:両愁訴ともに多いもの
東洋医学では情志憂鬱により起こる病症を、鬱証という。 鬱証では、抑鬱・情緒不安低・胸脇苦満・疼痛・怒りっぽい・よく泣く・喉の梗塞寒・不眠・心悸・煩悶などが現れる。
この鬱証の治療は、神経症やヒステリー、更年期障害にも適応され、実症と虚症がある。
漢方薬では人それぞれの個性があり、体質や環境に生活習慣等で心身のバランスが不均衡になって不定愁訴が起こるとされていて、一人一人に合わせて漢方薬の調合が変わってきます。
虚症タイプ
補中益気湯(補気剤):補中益気・昇陽挙陥・甘温除大熱 元気が無い、疲れやすい、動くと息切れ、頭痛、めまい、自汗、 口渇、ものを言うのも億劫などの症状
柴胡桂枝乾姜湯(和解小陽剤) 疲れやすい、イライラ、心煩、尿量減少、口渇、頭汗、胸脇苦満、 不眠、肩こりなどの症状
半夏厚朴湯(行気剤):胆気鬱結・行気解鬱・降逆化痰 不安、喉の梗塞感、咳嗽、喘鳴、悪心、嘔吐、憂鬱などの症状
抑肝散(平熄内風剤):平肝熄風、疏肝健脾 怒りっぽい、イライラ、歯ぎしり、不眠、痙攣、動悸、などの症状
間症
紫朴湯(和解小陽剤):和解半表半裏・理気化痰 怒りっぽい、胸苦しい、咳嗽、悪心、嘔吐、焦燥感などの症状
加味逍遙散(調和肝脾剤):肝鬱血虚・疏肝解鬱・健脾和営 疲れやすい、精神不安、不眠、憂鬱感、イライラ、頭痛、めまい、 肩こりなどの症状
中間から実症
黄連解毒湯(清熱解毒剤):瀉火解毒 のぼせ、精神不安、不眠、イライラ、口や喉の乾燥などの症状
実症
柴胡加竜骨牡蠣湯(和解小陽剤) 不安、イライラ、怒りっぽい、不眠、口渇、かたこり等の症状
桂枝加芍薬湯(温中散寒剤):裏虚腹痛・脾虚に乗じて肝気黄逆 下痢、腹痛などの症状
桃核承気湯(活血祛瘀剤):破瘀下痰 のぼせ、めまい、頭痛、不眠、動悸、不安などの症状
オステオパシーに於いて脳神経系に影響を与える蝶形後頭底軟骨結合が屈曲(SSB屈曲で仙骨底は上後方へ)・伸展(SSB伸展で仙骨底は下前方へ)をする事で、主要呼吸メカニズムを調整すると共に,頭蓋骨とリンクしている仙骨も同期して動く事で、脳脊髄液の循環をスムーズにたもたれます。
蝶形後頭底軟骨結合(SBS)の屈曲・伸展メカニズムの評価と制限バリアの開放を促す手技を選択する。
間接法を用いても効果が見いだせない場合には、直接法を用いて側頭骨、頭頂骨、前頭骨、後頭骨への検査を行って、制限が感じられる頭蓋骨を直接法でアプローチすると効果が得られる様になりました。
また、頭蓋領域の範疇に属する仙骨には過去の衝撃やトラウマが蓄積されるので、仙骨の骨実質へアプローチする仙骨コンプレッションは仙骨に問題がある場合の強力な手法があります。
頭蓋骨アーチホールドで主要呼吸メカニズムの評価
前頭後頭ホールドでSBSの可動性評価
仙骨ホールドで仙骨可動性評価
後頭顆減圧で相互張力膜のバランス調整
後頭環椎減圧で後頭環椎関節の体性機能障害へのアプローチ
第4脳室加圧で自然治癒力増加とCRI改善
頭頂間縫合開放で上矢状静脈洞ドレナージ
頭頂骨リフトで頭頂骨機能障害の改善
蝶形骨大翼調整で自律神経調節
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【午前】午前9時~午後12時
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12月は毎週月火曜日定休の他に15日~17日は新規施術習得の為に休診となります。