〒089-0543 中川郡幕別町札内中央町338番地

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ムム ヨイキュウ
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従来は3年以上でしたが、現在は2年以上妊娠が成立しない状態をいいます

不妊症

生殖適応年齢の男女が正常な性生活を行いながらも一定期間を経ても妊娠が成立しない状態を不妊といい、現在は一般的には2年間がとされていて、米国では1年間としています。

不妊の種類

不妊の分類では過去に一度も妊娠経験がない原発不妊、と過去に妊娠経験(流産・早産・死産・出産を含む)の経験後に不妊となった続発不妊があり、原発不妊では夫婦の10%に見られるとされています。

不妊の原因が男性にある場合を男性不妊とよび、女性にある場合を女性不妊とよび、比率的には双方が1:1とされています。

女性不妊の因子

  • 1
    内分泌因子:頻度は20~30%
    検査法は基礎体温測定(BBT)とホルモン検査
     排卵障害黄体機能不全、甲状腺疾患、副腎皮質疾患など 
  • 2
    卵管因子:頻度は30~40%
    検査法は卵管通気検査、子宮卵管造影、腹腔鏡検査
     卵管癒着、クラミジア感染、子宮内膜症
  • 3
    子宮因子:頻度は5~10%
    検査法は超音波、MRI、腹腔鏡検査、子宮鏡検査
     子宮内膜症、子宮筋腫、子宮形態異常
  • 4
    頸管因子:頻度は5~10%
    検査法は頸管粘液検査、ヒューナー試験
     頸管粘液分泌不全や抗精子抗体による精子の通過障害

男性不妊

  • 1
    造精機能障害男性不妊の90%を占める
     原因としては精子に問題がある事が最も多く、第1に精子  の数と精子の運動率などの検査と問診を行う
      無精子症、精子減少症(乏精子症)精子運動能力低下
  • 2
    精路通過障害性交障害射精機能障害はそれぞれが数パーセント以下である

精子の形成には約74日を要するので、治療効果を判定するにはおおよそ3ヶ月の猶予が必要である。

MEDIC MEDIA「レビューブック第8版」より

現代医学の治療法

治療については妊娠過程の何処に障害が起こっているかを調査して原因を究明(女性不妊男性不妊から検査を行い)して、それぞれの原因に対処する治療法の選択を行う。

女性不妊の場合

  • 1
    排卵がない場合
     排卵誘発剤に投与:副作用として多胎児の可能性、
              卵巣過剰刺激症候群発生
  • 2
    卵管が閉塞している場合
     卵管形成手術:開腹手術、卵管鏡下手術
     体外受精
  • 子宮形態異常、子宮筋腫の場合
     子宮手術:開腹手術、卵管鏡下手術
  • 4
    子宮の入り口を精子が通過出来ない場合
     人口受精法

男性不妊の場合

  • 1
    精子がない場合
     無精子症の場合:第三者の精子で人工授精

     
  • 2
    精子の数が少ない場合
     人工受精法、体外受精法
  • 3
    精子の運動率が低い場合
     人工授精法、体外受精法、顕微鏡受精法

現代医学の鍼灸治療

女性不妊で排卵障害に於ける頻度は15%~20%とされていて、鍼灸で排卵機能を改善する事で妊娠へと導くのも可能となり、受精卵の着床に問題がある場合でもホルモン分泌の正常化で子宮内膜への着床と発育を正常化への調整が妊娠成立へ導く適応刺激となります。

精神的要因での不妊でも鍼灸刺激によって精神の安定を講じれば不妊条件を除く事が考えられます。

<治療穴>

腎兪、次髎、中髎、関元、中極、石関、命門

東洋医学による鍼灸治療

東洋医学では不妊症を「不孕(フヨウ)」といい、妊娠経験の有無で区別をしている。

 妊娠経験がない場合は「全不産」「無子」といい

 妊娠経験がある場合を「断緒」といいます。

不孕の多くは腎気不足または衝任脈の気血不足が原因の場合が多く、腎虚や血虚により衝任脈を滋養できなく受胎しない場合がある。

または、胞脈が寒擬したり、痰瘀が衝任脈を阻滞して受胎不能となる場合がある。

虚症による不孕 :治療原則は温腎補肝、益気養血

  • 1
    腎虚による不孕
    多くは先天的虚弱体質で腎気が不足していたり、房事不節により精血を消耗し、腎陽を損傷して温煦作用が失調すると、衝任脈の経気が衰退して胞脈が栄養されずに妊娠ができない。
    <症状>
    月経不順(経遅・月経後期)、経量少ない、経色淡暗、精神疲労、腰膝だるい、頭暈、耳鳴り舌苔白脈沈
    <治療穴>
    腎兪、気穴、然谷
  • 2
    血虚による不孕
    虚弱体質で陰血が不足していたり、脾胃が虚弱で気血を生化できなかったり、または血や津液を消耗すると衝任脈が空虚となり妊娠できない。
    <症状>

    月経不順(経遅・月経後期)、経量少ない、経色淡、身体虚弱、精神疲労、倦怠、頭暈、目眩、舌質淡舌苔薄脈細
    <治療穴>
    関元、気戸、子宮、三陰交、足三里
  • 3
    胞寒による不孕
    月経期間中は胞宮が開いていて、この期間に房事を行うと気血を損傷して風寒を受けやすくなり、また真陽不足で命門の火が衰弱していると水陰を気化できず胞中に寒湿が入り込んで寒邪が胞宮を凝滞させて不孕となり、結婚後妊娠しない、又は出産経験があっても第2子を妊娠しない。

    <症状>
    月経不順(経遅・月経後期)、経質希薄、経色暗紫、小腹部の冷痛、腰膝のだるさ小便清長舌質淡舌苔薄脈沈遅
    <治療穴>

    陰交、曲骨、命門、気海
     月経後期には天枢、帰来を加える
     腰膝のだるさに:腎兪、腰眼を加える
     頭暈・心悸がある:百会、神門を加える

     

実症による不孕:治療原則は化痰除湿、疏肝解鬱

  • 1
    痰瘀互結による不孕
    肥満体質の人、または脂っこい物や濃い味を好む人は痰湿が起こりやすく気機の運行が悪くなりやすい。また情志が抑鬱して肝気鬱結となり、疏泄が失調すると気血不和となり痰湿と血瘀が相互に阻滞して胞宮を閉塞して不孕となる。
    <症状>
    月経後期(肝気鬱結では前後不定期の場合もある)経質は粘調・血塊、帯下粘調白色量多、舌質暗紫色・瘀班、舌苔白膩脈滑又は濇
    <治療穴>
    中極、気衝、四満、三陰交、豊隆
     経行不利には地機を加える
     胸脇膨満には太衝内関を加える
     白帯下が多いには次髎を加える
     腹痛・嘔吐には石関を加える

その他の症状