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鼻閉・鼻漏

鼻閉とは安静時呼吸に際して、経鼻通気が不自由、不十分と感じる自覚症状で、原因としては頭蓋骨の解剖学的問題点によるものと、と鼻粘膜の問題点によるがある。

鼻漏とは鼻汁の分泌が正常時よりも多量に出てくる状態をいう。

鼻閉

鼻閉の多くは鼻疾患の一症状として訴えられ、一側性の場合や両側性のばあいが有るが、中には2~3時間ごとに交互に鼻閉が起こる交代性鼻閉もしられている。

◎鼻炎からの鼻閉                          アレルギー性鼻炎、急性鼻炎、肥厚性鼻炎

◎解剖学的鼻炎                           鼻茸、鼻中隔彎曲症、アデノイド増殖症、腫瘍、鼻骨骨折

鼻漏

鼻汁は気道の湿度保持と吸気中の異物排除などの生体防御機構の働きを持っています。                                                                                              この鼻汁の性状や分泌量の変化が病的状態の事を鼻漏といいます。

◎漿液性(水溶性)の鼻汁                       急性鼻炎(ウイルス性風邪)、アレルギー性鼻炎などで

◎粘膿性(黄色や緑色の膿)                      細菌性、急性・慢性副鼻腔炎などで

◎血液の混入                                                       鼻風邪で頻繁に鼻かみ、急性副鼻腔炎などで             注意が必要なのは、血管腫、悪性腫瘍、ジフテリア

◎悪臭を伴う                            萎縮性鼻炎、歯性上顎洞炎、異物、急性副鼻腔炎、感染症、悪性腫瘍  壊死性病変など                    

 

鼻腔と副鼻腔

鼻腔とは、呼吸器の始まりの部で、鼻中隔によって隔たれた左右一対の空間をつくり顔面から突出する部は軟骨を芯としている。        鼻腔内は上・中・下鼻甲介で分けられ、それぞれ上・中・下鼻道に分けられるが、鼻中隔以降は総鼻道と呼ばれて、咽頭へと繋がっていく

副鼻腔とは、鼻腔を取り巻く骨の中にある空洞で、上顎洞蝶形洞前頭洞篩骨洞の四種類があり、何れも鼻腔と繋がっており、内面は鼻腔と

連続する粘膜に覆われていて、鼻腔の炎症が起これば副鼻腔にまで波及して、膿が溜まると蓄膿症となり、特に上顎洞の開放口が上向きの為に溜まりやすい。

鼻腔側壁
副鼻腔

上記イラストは株式会社医道の日本社発行「疾患別治療大百科(耳鼻咽喉疾患)」より

鼻の疾患

  • 1
    急性鼻炎                        かぜ症候群に上気道炎の分症としておこる事が多い
    ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなどのウイルス感染症として発症する。
    くしゃみ発作、水溶性鼻漏、鼻閉、と随伴症状に発熱・頭痛・倦怠感が現れる
  • 2
    慢性鼻炎
    急性鼻炎の反復、持続的刺激による鼻粘膜の慢性的炎症
    慢性単純性鼻炎慢性肥厚性鼻炎鬱血性鼻炎萎縮性鼻炎に分類される
    持続的鼻閉塞、粘液性鼻漏、臭覚減退、閉塞性鼻声、時には耳鳴・難聴・眩暈の随伴症状も
  • 3
    副鼻腔炎
    急性鼻炎や急性副鼻腔炎から移行が多く、鼻漏は粘液性か粘液膿性で前鼻孔ばかりでなく鼻咽喉にも流れ出て、咳嗽を起こす
    急性は鼻閉塞、臭覚異常、発熱、違和感を現し、慢性は鼻漏が膿性で悪臭を放ち、頭重感・疲労感・記憶力減退をを招く
  • 4
    鼻過敏症
    アレルギーが関与するアレルギー性鼻炎、自律神経が異常による血管運動性鼻炎、好酸球増多性鼻炎などの分類がある
    アレルギー性鼻炎
     発作性・頻繁性くしゃみ・水溶性鼻漏・鼻閉の3徴候のⅠ型アレ  ルギーに属する鼻炎で通年性(ハウスダスト・カビなどのアレル  ゲンによる)と季節性(花粉がアレルゲン)がある
    血管運動性鼻炎
     3徴候が不揃いで、アレルゲンの存在がなく、自律神経異常によ  る粘膜の刺激過敏が亢進して起こるとされる
    好酸球増多性鼻炎
     非特異的な鼻アレルギー症状と鼻汁中の好酸球の増多が見られて、 抗原が特定出来ない

現代医学の鍼灸治療

自律神経機能を調整し、恒常性保持機能を向上させ、鼻症状の改善をはかる。鼻部の経穴や項頚部の硬結・圧痛などの反応がみられる経穴に刺鍼や施灸を行う

<治療穴>

鍼:迎香、攅竹、風池、印堂、天柱、風門、百会、風府、合谷

灸:上星、天柱、風門、手三里、大椎、身柱

東洋医学の鍼灸治療

一般的には外感性と内傷性に分類されるが、外感性については風邪などの随伴症状として扱われるので、内傷性に絞った内容とする。

東洋医学では鼻閉・生臭い鼻汁・臭覚減退を主症とする病症を「鼻淵」とよびます。

分類では実症では、肝胆鬱熱と脾経湿熱があり、虚症では、肺気虚と脾気虚によるものがあります。

実症

  • 1
    肝胆鬱熱による鼻淵
    辛いものの偏食、飲酒習慣が体内に湿熱がこもりやすく、情志失調で肝胆の疏泄機能の失調を招いて気が欝火して脳を犯し脳汁漏れると鼻炎が起こる
    <症状>
    鼻汁は黄色で粘性、量が多い、膿の様に臭い、鼻閉、臭覚減退、頭痛または偏頭痛、咽喉部の乾、目眩、耳鳴、難聴、舌質紅、舌苔黄、脈弦数
    <治療穴>
    太衝、風池、印堂、上星、迎香、陽陵泉
  • 2
    脾経湿熱
    甘い物の・脂っこいものの偏食すると湿熱がこもり、脾胃に影響して運化機能が停滞し清気が昇らず、湿熱が陽明経にそって鼻に影響して鼻淵となる
    <症状>
    鼻汁は黄色、粘調で臭い、食欲不振、悪心嘔吐、皮膚掻痒感、痰が多く濃い黄色、口苦、小便短赤泥状便、黄色粘調有臭帯下、舌質紅舌苔黄膩脈濡数・滑数
    <治療穴>
    陰陵泉、豊隆、章門、合谷、曲池、風池、印堂、迎香、

虚症

  • 1
    肺気虚
    種々の原因で肺気虚となると、陽気が不足して防衛機能が低下する事で、外邪に犯されやすく、鼻に開窮しているので外邪の侵襲で風邪にかかりやすくなり、鼻に影響を及ぼして鼻淵となる。
    <症状>
    粘調の白く多い鼻汁、臭いはない、頭重感、めまい、自汗、悪風、息切れ、話すのがおっくう、声に力が無い、咳嗽、舌質淡舌苔白膩脈緩弱
    <治療穴>
    上星、肺兪、迎香、大淵、太谿、迎香、印堂、合谷、風池 
  • 2
    脾気虚
    飲食不節や過労、思慮過度で脾胃を損傷し、気血生成不足を招き、鼻が栄養されないと邪毒が停滞して鼻淵となる。
    <症状>
    白い粘調の鼻汁で量が多い、臭いはない、食欲不振、腹部膨満感、倦怠無力感、息切れ、話すのがおっくう、泥状便、舌質淡舌苔白脈緩弱
    <治療穴>
    足三里、中脘、太白、三陰交、脾兪、上星、印堂、迎香

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