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〒089-0543 中川郡幕別町札内中央町338番地

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新たな症例紹介

内耳障害に由来する「蝸牛」関連が最も多い

耳鳴・難聴

難聴とは

難聴とは聴力が正常に比べて劣っている状態を言い、正常とは20歳の人の各周波数での聴力閾値を基準にして0dBとし、それよりもより強い周波数dBでなければ聞こえなければ聴力に損失があるとされます。

一般には20dB以上の聴力損失がある場合に難聴とされ、90dB以上の場合にはと言います。

伝音性難聴:外耳道から入った音波は鼓膜を震わせ、ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨の3鼓室小骨を振動させ、内部リンパ液に伝わって行く迄を伝音系と言い、これらの障害での難聴を伝音性難聴と言います。

感音性難聴:内部リンパ液に伝わった振動は、聴覚受容体(コルチ器官の有毛細胞)で電気信号に変換されて聴神経をへて、中枢へ伝えられる経路が感音系といわれて、ここが障害された難聴を感音性難聴と言います。

耳鳴とは

耳鳴とは、蝸牛という器官から始まる聴覚路のどこかで一部に機能的または器質的な障害が起こるために耳鳴が生じるとされたいます。(蝸牛の図は「めまい」に掲載)

では、この蝸牛という器官は、渦巻き状の形で、外耳や中耳から伝わって来た音の振動波を電気信号に変換する精密な器官で、低音から高音に至るそれぞれの音に反応する感覚細胞が配列されていて、変換された電気信号が脳幹に伝達されていきます。

この時に、高音域の音を感知する細胞が過剰に反応したりした場合には絶えず金属音の様な高音が鳴り続けて脳幹に伝達されて高音の耳鳴が起こってきます。

低音域の場合には低音の耳鳴が、そして全域が障害されると、雑音性の耳鳴となります。

耳鳴を訴える人のほとんどに、何らかの難聴が認められているとされ、無難聴性耳鳴は希である

耳鳴の分類

耳鳴の分類には二種類に分類される。

自覚的耳鳴内耳の感覚器官の問題で、音源もそこから発せられており、      患者本人のみが自覚する耳鳴。外因性、内因性、薬剤性、       全身疾患性、に細分されます。

      外因性:頭部外傷、音響外傷、騒音、気圧外傷(外リンパ瘻)

      内因性:化膿性内耳炎、ウイルス性内耳炎(ヘルペス等)、                                              内耳炎、内耳梅毒、耳硬化症、メニエール病、

                    突発性難聴、老人性難聴

      薬剤性:アミノ配糖体抗生物質、利尿剤、降圧剤、サリチ                                              ル酸製剤、非ステロイド系抗炎症剤、抗鬱剤、                                               抗癌剤、抗ヒスタミン剤

      疾患性:高血圧、動脈硬化、腎不全、自己免疫疾患、                                                糖尿病

他覚的耳鳴内耳以外の問題から音源もその原因から発せられており、       第三者にも聞こえるもの。

      血管性:動脈瘤、動静脈瘻などの

      筋 性:耳小骨筋萎縮、顔面痙攣、軟口蓋ミオクローヌス                                              など

 

現代医学の鍼灸治療

難聴も耳鳴も完治は困難な症状ですが、耳周辺にある「耳鳴・難聴」の主治穴を選択して、極力細い鍼で刺鍼と抜鍼に過剰な刺激を与えない様に注意を払い、置鍼時間内(10分~15分)にも一定間隔、上下に微少振動刺激(雀啄)を行えば、周辺の血行促進により快方へと向かうものと考えられています。

<治療穴>

耳門、聴宮、翳風、客主人(上関)、完骨、天柱、角孫、浮白、束骨、  瘈脈、顱息、和髎

東洋医学による治療

鍼灸治療

耳は臓腑弁証では腎が主管し、腎は精を内蔵して人の生育を司り、津液(体内水分)調整にも関与しています。

腎精は加齢と共に減少し、耳にも耳鳴・難聴の症状を招きます。

また耳は足小陽胆経、て小陽三焦経、手太陽小腸系とも関係があり、経絡の病症としても扱われます。

実症として現れるもの

  • 1
    肝火(肝火上炎)
    情志失調→気機鬱結→化火→清窮に影響し耳鳴・難聴が起こる
    <症状>
    突然発症、耳の張痛、持続性耳鳴、頭痛、顔面紅潮、怒りっぽい、 心煩、便秘、口苦舌質紅舌苔黄、脈弦数
    <治療穴>
    翳風、聴会、侠谿、中渚、太衝、丘墟
  • 2
    痰火
    飲食不節・思慮過度労倦→脾胃損傷→運化機能低下→   水湿停滞→痰発生→痰鬱から痰火→清窮を閉塞して耳鳴・難聴
    <症状>
    突然発症頭がぼんやりする、胸悶、痰多、飲食減退、頭重感、耳閉感を伴う、泥状便、舌質紅、舌苔黄、脈滑数または濡数
    <治療穴>
    翳風、聴会、太白、豊隆、内底

虚証として現れるもの

  • 1
    脾胃虚弱
    労倦・飲食不節→脾胃損傷→脾胃虚弱→気血生成不足→経脈空虚→清窮に昇らず耳鳴・難聴となる
    <症状>
    徐々に発症耳鳴は間欠性で疲れると増悪、倦怠疲労感、飲食不振、眩暈を伴う事も、舌質淡、脈虚無力
    <治療穴>
    翳風、聴会、脾兪、足三里、中脘、太白、章門
  • 2
    腎精不足
    先天的・栄養吸収不足・高齢・慢性病・房事過多→腎精不足→髄海空虚→耳鳴、難聴
    <症状>

    次第に耳鳴り、難聴、疲労時・夜間増悪、眩暈、遺精、帯下、不眠
    腰膝がだるい舌質紅舌苔少脈細弱数
    <治療穴>
    翳風、聴会、腎兪、関元、太谿 

特殊治療法

[難行69難]実すれば子穴を瀉す                  ・三焦経(相火)の実を瀉する                                              天井穴(三焦経土穴)・足三里穴(胃経土穴)               経(胆経木)の実を瀉する                      陽輔(胆経火穴)・陽谷(小腸経火穴)

 

漢方薬

耳鳴は外耳道や中耳の炎症疾患、耳硬化症、迷路難聴経、脳、血液、心臓などの種々の病気によって起こる。

高調・低調・雑音・楽音など様々で持続性、間欠性、拍動性などの分けられ、持続性高調性の耳鳴は治癒困難のものが多く耳硬化症は治りにくい。耳鳴と眩暈はよく同時に発症して、耳鳴から聾になることがあり、耳鳴と水毒との関係を漢方では重視します。

苓桂朮甘湯』茯苓12g、桂枝9g、白朮9g、炙甘草6g          のぼせて顔がポッと熱気を帯び、酒に酔ったように呆然として耳が詰  まったという様なものに用いる。やや虚症のものに多い。

三黄寫心湯』大黄6g、黄連3g、黄芪9g                のぼせ気味で顔面紅潮し、不安・興奮し、心下部の痞えを訴え、気分  の落ち着かないものには本剤が良い事がある。実症で脈に力があり、  便秘傾向がある。

防風通聖散』防風・荊芥・連翹・麻婦・薄荷・川芎・当帰・白芍・   白朮・山梔子・大黄・芒硝各1.5g、石膏・黄苓・桔梗各3g、甘草6g、  滑石9gの粉末1回6gを生姜2gと水煎温服する。            肥満壮実の体質の人で、便秘傾向があり食毒、水毒のあるものに良い。 梅毒の難聴にも用いられる。

蔓荊子散』蔓荊子1.5、芍薬・柴胡・麦門冬・茯苓・地黄各3、木通  ・桑白皮・菊花・升麻・大棗・甘草各1、生姜0.5           老人や婦人などの血燥からの難聴で、上部に熱が鬱滞し耳鳴・難聴を  訴え、あるいは膿汁の出るものに用いて良い事があり、慢性中耳炎後  に起こり長引いたものに良い。

鷓鴣菜湯』海人草3、大黄・甘草各1.5                小児で回虫のために難聴を起こす事があり、駆虫剤によってよくな   るこ事がある。

八味地黄丸』熟地黄24g、山薬・山茱萸各12g、沢瀉・茯苓・牡丹皮   各9g、桂枝・炮附子3g                       老人性感音性難聴に用いられ、腎虚・腹証では特に臍下不仁を目標に  用いる。

六味丸』熟地黄24g、山茱萸12g、山薬12g、沢瀉9g、茯苓9g、牡丹皮9g    八味地黄丸適応者より冷感が少なく、比較的若年者には六味丸が適して  いる。

牛車腎気丸』熟地黄24g、山薬・山茱萸12g、沢瀉・茯苓・牡丹皮各9g、 炮附子3g、肉桂3g、牛膝6g、車前子9g                八味地黄丸適応者よりさらに排尿障害、歩行障害、腰痛を伴う場合に  適している。

灸法』                              耳の根元より頸項の間で静脈の怒張したところ、あるいは凝りのある処に灸をすえる。壮数は多いほど良く、耳の病一切に適応。              

オステオパシー

耳鳴・難聴では主に頭蓋骨の可動とリズミカルな呼吸を整えます。   頭蓋仙骨間誇張法により主要呼吸メカニズムにより、大脳鎌・小脳鎌・小脳テントの内部硬膜反応を正常な弛緩バリアより僅かに弛緩方向へ力を加える。

頭蓋骨アーチホールドで頭蓋骨の全体的なCRIを触診する。

前頭後頭ホールドでSSBの可動性を評価する。

仙骨ホールドでCRI触診で仙骨が対称性に自由に動くようにする。

SSBの圧縮と減圧で脳脊髄液循環を改善

側頭骨の減圧で可動の改善。

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その他の症例

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